大東建託(東京都港区)は、CLTを採用した戸建て注文住宅の試行販売を11月1日から開始する。販売エリアは、茨城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県。その後、実績を踏まえて販売エリアの拡大を検討する。戸建て住宅ではモデルハウスにとどまっている住宅がほとんどというCLTの戸建て住宅を普及することで、木材の利活用と脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化する。
試行販売する「Groun DK(グランDK)」は、木造軸組工法に加えて、CLT耐力壁と合板の面材耐力壁を併用した同社独自の新工法「クロスウッド工法」を採用。屋根と床の一部にCLTパネル、壁の一部にMNパネルを使用している。木の香りや温もりなどを前面に出し、生活を通じて木の質感を感じられる住宅とするため、軒裏や室内の壁はCLTの表面をそのまま現しにしている。
間取りは4LDK、床面積157.48m2の二階建て。同社は2019年にCLT賃貸集合住宅を販売しており、今回発売するグランDKは、同社のCLT住宅商品の第二弾となる。
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