新建ハウジング最新10月10日号のトップ記事は、住宅業界の次世代を担う人材を追う「ネクストジェネレーション×多角化戦略」特集です。資産価値の落ちない、くらしつづける価値のある家づくり―を掲げ、大分県内で高付加価値住宅を展開する西日本グッドパートナー(大分市)を紹介しました。
既成概念に囚われない自由な発想とクリエイティブで、家づくりで磨いたノウハウや地域性を生かし、ホテル運営や別荘建築に乗り出した同社。今年5月に代表取締役に就任した髙倉潤さんにインタビューし、その狙いについて迫りました。
4面では、横浜市にある不動産会社プレイスコーポレーションが挑む性能向上リノベを取り上げています。同社社長の浜田伸さんは、約2年前、本紙の性能向上リノベの事例記事を見たことがきっかけで、自社で挑戦し始めた異色の人物です。
不動産事業者にとっては、建築の知識や経験、手間が余計にかかってしまう性能向上リノベはハードルが高い分野ですが、浜田さんは「断熱、性能向上リノベという世界があることを初めて知り、〈中略〉知った以上はやらないという選択肢はなかった」とし、その挑戦が始まりました。今回取材した「鎌倉の家」は、築46年がHEAT20・ G2相当、耐震等級3相当で、性能と間取りを大胆に変更させたもの。4~5面にわたって「高性能住宅専門の不動産事業者」に舵を大きく切った同社の取り組みを詳報しています。
そのほか、住宅ライターの大菅力さんによる「最小人数で生き残るnano工務店の経営術」や、松尾和也さんの「エコハウス設計メソッド」など人気連載なども掲載しているほか、永見工務店(山口県山口市)が目指す“建築家大工”への取り組みをレポートしています。【栁原潤】
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