ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)のグループ会社Casa robotics(カーザロボティクス、群馬県高崎市)が行っているモデルハウスのリモート接客の申込件数が好調に推移している。今年6月~9月の3か月間のリモート接客(無人内覧)は、2月~5月の3か月間の申込件数と比べ約3.3倍になったという。同社では今年6月にリモートで接客を行うための専門部署、ロボット部を設立。それに呼応するように申込件数が伸びている。
リモート接客は、規格型平屋注文住宅IKI(イキ)で導入。関東エリアに12カ所あるIKIのモデルルームすべてでリモート接客が可能となっている。8月は受注件数の約2割がリモート接客を経ている。9月はその割合がさらに伸び4割近い36%がリモート接客を体験した。現在、同社のWebサイトからの来場予約は、約4割がリモート接客を希望しており、同社では今後もさらなるニーズを見込む。来場者からは「隣にスタッフがいないので自分のペースでゆっくりと内覧できる」、「対面ではないのでコロナ禍でも安心」といった声が聞かれているという。
埼玉の熊谷展示場では、5月から案内ロボット「ミレルン」 による接客も行っており、10月からは他の展示場にも順次導入していく予定。
今後も継続的な改善を行いながら最終的に受注件数の約8割をリモート接客とすることを目指す。
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