国土交通省は4月25日、地域の中小工務店や設計事務所、木材供給事業者などが連携して地域型の長期優良住宅を供給するグループを支援する「地域型住宅ブランド化事業」のグループ募集を開始した。募集期間は6月8日まで。
同事業は、地域型の長期優良住宅の建設に対し、1戸あたり最大120万円の補助を行うもの。住宅供給にかかわる原木供給、製材・集成材製造・合板製造、建材流通、プレカット加工、設計、施工の各分野の事業者により構成されるグループを対象とする。このうち施工事業者は、原則、元請の年間新築住宅供給戸数が50戸程度未満の住宅生産者で、5~10社程度以上の複数事業者が参加しなければならない。ただし、一定の条件を満たせば、年間新築住宅供給戸数が50戸以上の中規模工務店(概ね年間300戸未満までの事業者)の参加も可能。
昨年度まで行われていた中小工務店向けの長期優良住宅建設を支援する「木のいえ整備促進事業」の後継事業だが、すべての中小工務店が補助を受けられるわけではなく、採択を受けたグループに参加していなければ、補助を受けることはできない。また、必ず地域材を利用しなければならない。
同事業の詳細は、専用ホームページで公開している。
夏から秋頃をめどに第2回の募集を実施する予定。
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