国土交通省は9月30日、建設施工現場で技術検証を行うパワーアシストスーツの募集を開始した。建設施工現場の生産性向上や苦渋・危険作業からの解放、継続的な技術革新で、建設産業の魅力を向上させ、女性・若年層が活躍しやすい環境を実現する事が目的。2021年度は、導入効果が期待できる建設作業の9工種(かご工、鉄筋組工、張芝工、ブロック敷設、プレキャストL形側溝据付、コンクリートブロック設置、 法面石材敷設、コンクリート打設、地質調査・ボーリング)、災害対応の1工種(排水ポンプの設置作業)で技術検証を実施する。
公募期間は10月29日まで。対象技術は、▽負荷が大きい人力作業において疲労軽減が見込める技術、▽屋外、雨天などでも使用が可能な技術――等。国交省の実際の建設現場作業で重量物の持上げ・下げ、据付など、力を要する長時間作業について作業性や疲労感などの検証を予定。パワーアシストスーツへの習熟も考慮し、各応募技術につき1工種あたり約2週間かけて技術検証する予定。
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