国民生活センターは、ビルトイン型のIHクッキングヒーター6銘柄について、揚げ物調理時やフライパン予熱時の温度制御、空焚き状態の異常検知などの安全性を調べた。
最大火力でフライパンの予熱を行うと、わずか1〜2分で底の温度が600度に達するものもあり、油を注いでから予熱すると発火することもあった。また、空焚き状態になると、鍋底がリング状に赤熱するまで運転を続けたものもあった。
また、オールメタル対応のものは、アルミや銅の鍋も加熱できたが、ステンレス鍋に比べて火力や熱効率が劣り、湯沸かし時間が2倍以上かかった。
また、消費者からの問い合せが多い電磁波の強度も調べた。測定結果は、健康影響について確立されている曝露制限についての国際的な指針であるICNIRPのガイドラインを満たしていた。
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