■若手時代を振り返って
COMODO建築工房は、私が工務店勤務を経て、設計事務所と工務店を融合した新しいつくり手のかたちを目指して28歳のときに設立しました。
最初は「仕事が取れない」「自分のやりたい仕事でない」「自分が未熟であるがゆえのお施主さんや職人とのトラブル」など、若くして独立した経営者が通る失敗は一通りやってきました。そこから15年間、これまで壁に当たっては、それを乗り越える。それを乗り越えては、また次の壁に当たる。幾つもの壁を何度となく乗り越え続けて現在に至っています。
自分が信じて貫いてきたのは、設計から施工までを一人で統括してつくる、ということです。1棟の家ができるまで、職人さん、お施主さんと直接対話し、自分一人ですべてを背負うことは、設計事務所や工務店では想像できないプレッシャーがあります。それでも建築は、自分が生涯やっていきたい生業と決めていたので、どんな壁でもどうにかして乗り越えるしかないという気持ち、それが全ての原動力になり、目の前の壁を何度となく乗り越えてきました。
ある意味で特殊な立場で建築に携わってこられたことは、いま振り返ると非常に貴重な経験で、掛けがえのない財産になっています。
■経営塾で伝えたいこと
普通の設計事務所でも工務店でもできないような家づくりをしたいと、ひとりで始めた取り組みは、いまスタッフを抱えて一つのスタイルとして実を結んでいます。
今回15年の経験をできる限り体系的にまとめ、凝縮してお伝えしたい。それが結果的に自分にとっても培ってきたものを整理整頓できるいい機会にしたい。
この実践は、受講生の皆さんがすぐに真似てもらえるものではないかもしれない。ですが一つの事例を通して、何かを感じてもらえたら嬉しい。ぜひ楽しみにしていただきたいです。
●社員数:社員2名 パート2名
●年間新築件数:5~6棟
●年間売上:1.5億円
●平均単価:3000万円
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