日本リビング保証(東京都新宿区)は、家庭用蓄電システムのメーカーが購入者に提供するメーカー保証を、最長20年まで延長するサービス「蓄電システム最長20年保証」を10月1日から提供開始した。
同サービスは、メーカー保証期間中に同社指定の定期点検実施を条件に、最長20年間の超長期保証を行うというもの。機器購入者は、ローン返済期間を長期にすることで、月額ローン負担額を低減できる。また、使用期間が延びたことで購入費用の投資対効果が明確となり、蓄電システムの購入ハードルを引き下げることが期待できるとしている。
機器販売者は、リフォーム20年ローンとのセット加入等、住宅リフォーム提案のバリエーションを増やせるほか、海外メーカーなどの破たん・事業撤退時においても、メーカー保証に代替する保証バックアップ機能を顧客に提供できる。
同社は、2009年に太陽光発電システム余剰電力買取制度が開始して以降、再生エネルギーの普及に向け、蓄電池メーカーへのサポートを行っている。近年、FIT(補助金制度)終了による太陽光発電システムの自家消費移行や、防災意識の高まりにより、蓄電システムの導入件数が急増。販売事業者や購入者の保証期間延長へのニーズが高まっていることから、同サービスを開発し、再生可能エネルギー関連サービスを強化するとしている。
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