日本を代表する建築事務所「SANAA」出身で、建築設計から内装、家具、プロダクトデザイン、まちづくりなどの幅広い分野で活動する小野寺匠吾氏(小野寺匠吾建築設計事務所、東京都目黒区)が内装デザインを担当した複合型ショップが、自由が丘に10月1日オープンする。
「MINIMAL MAAT(ミニマルマート)」(運営会社:GEORGE、東京都目黒区)は、美容室、飲食店、セレクトショップ、ドライフラワーのワークショップスタジオなどがシームレスにつながった複合型ショップ。同氏は、1978年竣工の古いビルの一室をワンルーム形式に整理し、大きさの異なる3種類の可動式什器を並べ替えることで、用途に応じて自由にレイアウトできるようにデザインした。店内は間仕切りがない自由に回遊できるつくりで、什器を商品の展示台として使用したり、まとめて並べ大テーブルのようにするなど、用途に応じて活用可能。さまざまな見せ方を通して、その商品の生産者・製作者のストーリーや背景を伝えていくという。
同店舗では、美しさはヘアスタイルだけでなく、身に着けるものや、口にするもの、ライフスタイルといったあらゆる要素によるものだとして、「じぶんの価値は じぶんでつくる」をテーマに設定。お仕着せではないその人だけの美しさを顧客とともに追求していくとしている。
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