リノべる(東京都港区)は、今年3月から運用している遠隔施工管理ツールに、センサーと機械による自動判断で人の検知と現場撮影を可能にする新しい機能を追加した。これにより、現場の状況をリアルタイムで正確に把握することができ、品質管理や防犯対策、作業員の安全性がより高められるとする。
これまでの運用で、現場に設置された人検知センサーとカメラで、人検知センサーでは防犯や施工・労務課題を未然に防止する有効性が確認でき、常設設置のカメラでは複数案件を同時に管理することの多い設計者・現場管理者が、各現場の進捗や状況をリアルタイムに把握することができるようになった。その一方で、センサーに感知された情報があっても現場との事実確認にやりとりが必要になるなどの新たな課題が確認されたという。
そこで、これらの課題を解決するため、今回の改良版では、センサーが人を検知すると自動的に即座に現場の状況を撮影する機能を追加した。リアルタイムで人の存在を検知し記録することができるようになったことで、現場の状況を把握し、施工現場に管理者がいない時間帯の防犯対策やそこで働く人の安全を守ることが可能になる。
管理組合や近隣住人の理解と協力が不可欠なリノベーション工事では、あらかじめ関係者と約束した管理事項の厳守が重要になってくる。今回の改良で、事実がより正確に把握でき、作業と品質管理の徹底が行えるとしている。
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