日本政策金融公庫総合研究所は9月21日、全国小企業月次動向調査(2021年8月実績、9月見通し)を公表した。8月の全業種の売上DI(Diffusion Index:景気動向指数)は7月からマイナス幅が19.3ポイント拡大しマイナス40.9。建設業はマイナス幅が14.1ポイント拡大しマイナス35.8となっている。
9月に関しては、ほとんどの業種でマイナス幅が拡大する見通しとなっているが、建設業はマイナス幅が14.8ポイント縮小。マイナス21.0の見通しとなっている。
9月の従業員過不足DIは、全業種で4.8。建設業が群を抜いて高く30.1。次いで運輸業7.7、小売業5.8となっている(下グラフ クリックで拡大表示)。
同調査は日本政策金融公庫の取引先1500企業(製造業:従業者20人未満、卸売業:10人未満、小売業:10人未満、飲食店10人未満、サービス業:20人未満、建設業:20人未満、運輸業:20人未満)を対象に、9月1~8日に実施。回答率は85.3%。
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