ヤマト住建(兵庫県神戸市)はこのほど、家中の空調をエアコン2台で管理するAir(エア)フローシステムを搭載した高気密・高断熱住宅「エネージュA」を発売した。
Airフローシステムは、1階リビング、2階ホールにエアコンを設置し、エアコン付近の吸込み口から冷風・温風をファンの力でダクトを通じて各空間に循環させるしくみ。それぞれのフロアをほぼ一定の温度に保つことができるため、ストレスを感じることなく年間を通して健康・快適に過ごすことができる。「在宅時間が増え、光熱費を気にする家庭が増えてきたなか、顧客のランニングコストだけでなく脱炭素社会へ向けた地球環境にも配慮した住まいとなっている」と同社。
同社はこれまで、1畳程の空調室内部にエアコン1台と15台程度のファンを設置し、大風量で空気を各室に分配する「YUCACO(ユカコ)システム」搭載の全館空調ができる家を提供してきた。顧客からは「空調室が場所をとる」「もっと簡易なシステムがいい」「コストが合えば」という声が寄せられたことから、今回のシステムを考案。専用スペースが不要なため、限られた広さの住宅にも対応できるほか、導入コストを従来の2分の1まで削減した。
内外ダブル断熱・樹脂サッシトリプルガラスを採用し、UA値0.39、C値0.5以下で、地震の揺れを低減する制振ダンパー等も搭載している。
発売キャンペーン価格として、エアフローシステム・エアコン2台込みで30坪1859万円(税込・付帯工事費別)で提供するという。
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