新建ハウジング最新9月20日号のトップ記事は、相羽建設(東京都東村山市)の建売規格型住宅を特集しました。
同規格住宅のテーマは、「必要最低限でシンプルに暮らす」。延べ床面積24坪とコンパクトで、基本性能は、HEAT20・G2レベル・全熱交換換気システム、耐震等級3です。3500万~ 4000万円程度の価格帯の建売事業で展開しています。
規格型商品×建売で経営効率を高めるだけではありません。企画から設計まで若手に一任することで原理原則(自社標準)を習得したり、スキルアップやモチベーションアップにもつなげています。暮らやすさ、デザイン、基本性能の高さに比べて価格を抑えており「規格以上、注文未満」の、まさに地域工務店だからこそできるニッチな選択肢を提案した商品ではないでしょうか。同社社長の相羽健太郎さん、設計の松本翔平さん、中村健一郎さんに、その取り組みについて取材しました。
そのほか、4面では「ウッドショック」についてもレポートしています。全国建設労働組合総連合は8月、組合員工務店を対象に、木材の調達状況や価格などウッドショックの影響について調査を行い、その結果を公表しました。32都道府県の273社が回答。木材調達については、5月に実施した1回目の調査時に比べ、51%が「悪化」、42%が「横ばい」と回答しており、厳しい状況が続いていることがわかりました。木材調達の見通しや価格高騰については、先行き不透明感が拭えず、今後の動向に注視が必要です。【栁原潤】
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