大東建託グループの大東建設(東京都北区)はこのほど、2019年に導入した顔認証システムにより、現場担当者の労働時間が大幅に削減されたと発表した。セーフィー(東京都品川区)が開発した顔認証システム「Safie Entrance(セーフィーエントランス)」を全ての建設現場に導入した。
これまでは、現場担当者は技能労働者の現場入場記録や、入場に必要な安全関係書類の確認などに1日あたり約1時間を要していたという。業務効率化を目的として顔認証システムを導入したところ、本人確認や事前登録情報(雇用関係、健康診断・資格・保険加入状況など)の確認を自動的に実施することが可能になり、現場担当者が毎日行っていた書類確認業務が不要となることで、1人あたり年間で252時間の労働時間削減につながった。さらに、どの現場に、どこの技能労働者が、いつ入場したか、を確認でき、災害リスクが高いとされる高齢・有疾患の技能労働者に対する注意喚起や安全指導の強化も可能となったとしている。
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