WeWork Japan(東京都港区)はこのほど、主にオフィス内で勤務し、従業員20人以上の企業に勤める一般従業員500人を対象に、「コロナ禍長期化における働き方」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
『週に5日仕事をする場合、何日程度オフィスで働きたいと思うか』聞いたところ、「週に1日~4日」のいずれかはオフィスで働きたいと答えた人が合わせて51.2%(「週に1日」が12.4%、「2日」が15.6%、「3日」が15.8%、「4日」が7.4%)と、2人に1人がオフィスとテレワークを組み合わせて働くハイブリッドワークをしたいと考えていることがわかった。特に20代の男女においては、ハイブリッドワークを希望する人が70%以上に上った。一方で、「毎日(週5日)オフィスが良い」は25.6%、「オフィスで働きたいと思わない」は23.2%だった。
『働く場所の選択肢として、1番生産性が上がると思うもの』を選んでもらったところ、「本社オフィスと自宅」が38.4%と最も多かった。次いで「本社オフィスのみ」(25.6%)、「本社オフィスと自宅とその他のワークスペース」(18.2%)となった。半数以上のビジネスパーソンが、働く場所の選択肢があることは生産性の向上につながると考えていることがわかった。
『仕事におけるモチベーション向上のためには、働きやすいワークスペース環境が重要だと思うか』との質問に対しては、8割以上が「重要」、「どちらかといえば重要」と回答した。
『オフィスで仕事をする意義や魅力』を複数回答にて聞いたところ、「集中できる環境」と回答した人が56%と最も多かった。次いで「自分のチームとコラボレーションできる」が28.6%、「パソコンのメンテナンスやITサポートが受けられる」が23.2%となった。
「現在の勤め先でテレワーク勤務が認められている」割合は48.0%、「認められていない」は37.0%。テレワークが認められていない人のうち、42.7%は「テレワークを認めてほしい」と回答した。
調査エリアは、首都圏(1都3県)、関西圏(京都・大阪・兵庫・奈良)、中京圏(愛知・三重)、宮城、福岡。調査対象は20~60代の男女。調査期間は7月28日~30日。
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