NTT都市開発(東京都千代田区)はこのほど、元京都市立新道(しんみち)小学校跡地活用計画において、京都市と新道自治連合会の三者により覚書を締結した。新道小学校とともに、地域で共存してきた宮川町歌舞練場敷地においても、京都の伝統文化や伝統産業品を積極的に活用して、花街文化の発展と魅力あるまちづくりを推進するとともに、歴史的町並みの保全、地域コミュニティの活性化を図るため、相互協力していく。
同プロジェクトでは、「“街の記憶の継承”と“新たな共存価値”の創造」をコンセプトに、新道地域と花街文化のさらなる発展をめざし、一体的な街づくりに取り組む。ホテル、歌舞練場、地域施設の3施設を新道通に沿って整備し、地域の回遊性を向上させるとともに新たな価値を生み出す街を目指す。既存建物の特徴を生かしたデザインを取り入れ、歴史ある街並みや景観との調和も図る。2025年夏頃開業予定。
同社は、地域とのつながりを大切にし、さらに価値を高める開発に積極的に取り組んでいる。今回の元新道小学校跡地活用は、同社が京都市跡地活用事業に参画する2つ目の事業。今後は京都市と定期借地権設定契約を締結し、この地の特性を生かした事業を展開していく。
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