茨城木工(茨城県神栖市)は、小屋とサウナの新ブランド「BURROW(バロウ)」から、屋内外に設置できる「バレルサウナ(樽型サウナ)」4サイズを9月10日に発売した。
同社は、碁盤・将棋盤で国内シェア8割以上を誇る木工メーカーで、建築・エクステリア用の木材加工も幅広く手がける。泉謙二郎社長は、50年来のサウナ好き。だが、新型コロナでサウナ施設や宿泊施設のサウナを楽しむ機会が減ってしまったことから2020年夏、自宅の庭やバルコニーに置くことができ、地元木材の利用につながる樽型サウナの開発に着手したという。
ブランドコンセプトは「住む・遊ぶ・働く・整う」。小屋の形状は醤油樽からヒントを得たという樽型とし、茨城・栃木・福島県境にまたがる八溝山エリアで採れる茨城県産ヒノキ「常陸檜」で断熱材を挟み込んだ二重構造の総ヒノキ造とした。また、屋根には熱処理することで耐候性・寸法安定性を高めたサーモウッドを使用する。
サイズは奥行1500(最大3人)、2000(同4人)、3000(同8人)、4000mm(同10人)の4種類で高さはすべて2100mm。薪ストーブと電気ヒーターも開発した。
サウナだけでなく、仕事や趣味のスペース、キッチンカーなど使い方は自由で、サイズ・内装は用途に合わせて制作できるとする。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。