新建ハウジングが運営する工務店向けオンライスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、COMODO建築工房代表・飯田亮さんの「流水腐らず/飯田亮〈COMODO建築工房〉」ルームからの記事です。
設計事務所であり工務店であるCOMODO建築工房の代表をしています。「この家のおかげで今の自分がある」――建ててから30年が経過し、住まい手さんにそう言ってもらえる家を目指しています。住まい手さんと建築家、職人さんは三位一体、ひとつのチームだというのが僕の信条です。お互いの顔や人柄を知り、最高の家を作り上げようという想いを三者が共有してこそ、本当にいい家になります。そこにヒエラルキーなど必要ありません。家は建てて終わりではなく、むしろそこからが始まり。手をかけて家を育てていただきたいから、劣化していく新建材ではなく経年美化していく素材を使います…
[第6回] 地域工務店の「ブランドの創造」
皆様お疲れ様です。COMODO建築工房代表の飯田です。
5回目からしばらく月日が経ってしまい、時の移ろいの早さに驚愕しております。
少しご案内を。既知の方もいらっしゃるかもしれませんが、新建ハウジングの「成長を続けるアーキテクトビルダーの経営と家づくりの真髄を探る」をテーマとした「若手工務店経営塾」に登壇させていただくこととなりました。今までは講演会などで1時間程度と短かったものですから、今回はディープな真髄まで掘り下げていけるかと思います。一応「若手経営者」対象ということで、40代までの工務店経営者の皆様のご参加、心よりお待ち申し上げております!
閑話休題。さて、第6回目となるチカラボのテーマですが、自社のブランドを構築する「ブランドの創造」となります。前回が「既存のブランドのプロモーション」であるとするならば、今回は創造ですから、1から生み出すイメージをお持ちください。
私自身創業者であるが故の発想なのかもしれませんが、「ブランドの創造」には、そもそもマーケットの土俵にすら上がっていない状態で、その土俵を自らの手で築くような、そんな覚悟と労力が必要となります。
ブランドの創造=自社マーケットの創造
現時点における自社のマーケット市場の立ち位置は存じ上げておりますでしょうか。また意識されておりますでしょうか。まずは今の立ち位置を確認してみてください。その立ち位置は本来自分達が望んだ位置でしたでしょうか。これが納得出来ていれば苦労はないのです(苦笑
ではどのようにしてその立ち位置へと移行するのか。
今回するのは、そもそも移行するのではなく、自社でそのマーケットを創造しましょう!というお話。
私個人は競争が苦手です。圧倒的独走でいたいからです(笑)マーケットだからといって大きくなくていい、ニッチでもいい、むしろニッチがいい。
貴社の得意とする項目は何ですか?誇れるものは何ですか? うちは全然……とおっしゃらず、会社全体で探してみてください。必ず光る魅力があるはずです…
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