国土交通省は9月10日、「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」の2021年度第1四半期受注分を発表した。リフォーム・リニューアルの受注高は前年同期比12.0%増の2兆7583億円。このうち住宅は35.8%増の9159億円、非住宅は3.0%増の1兆8423億円となった。
住宅を工事種類別に見ると、増築工事が57.6%増の216億円、一部改築工事は36.6%増の343億円、改装・改修工事が41.9%増の6662億円。維持・修理工事が16.6%増の1938億円となった。
住宅の用途・構造別では木造戸建てが4890億円(39.9%増)、コンクリート系構造の共同住宅が2996億円(35.9%増)の順に多い。発注者は個人6617億円(35.3%増)、管理組合1166億円(46.1%増)の順となっている。
工事目的別の受注件数(複数回答)は、「劣化や壊れた部位の更新・修繕」が157万4926件(22.8%増)、「省エネルギー対策」が7万2098件(53.3%増)の順に多い。工事部位別(複数回答)では「給水給湯排水衛生器具設備」が49万0290件(29.5%増)、「内装」が36万5919 件(17.1%増)の順に多かった。
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