ヒノキヤグループ(東京都千代田区)は、部屋の湿度を自動で感知し24時間、家中を適した湿度に保つ「極楽加湿」を9月、発売する。
同社が開発した壁付けの専用給水コンセントに加湿器をつなぎ、スイッチを入れると給水し、室内の湿度を感知して自動運転を行うしくみで、1日に何回も給水をすることもこまめな操作も不要。加湿器本体に制御装置があり、タンク内に一定量の水が溜まると給水が止まるようになっている。ヒーターは加熱式と超音波式を組み合わせたハイブリット加湿。タンクの軟水フィルターカートリッジは、水道水のカルキなどを吸収除去し、ヒーターが白く結晶化するのを防ぐ。銀イオンカートリッジも搭載しており、タンク内の水を除菌し、雑菌やウイルスの繁殖も防ぐ。「Z空調」と併用することで、1フロアにつき1台で家中を加湿できるという。
二階建て住宅の実験では、真冬の乾燥した日でも各部屋の湿度は快適な室内湿度といわれる40~60%を保つことを実証済みという。
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