鹿児島県阿久根市とトラストバンク(東京都渋谷区)、ならびにトラストバンク阿久根(東京都渋谷区)は、9月2日に、地域内再生可能エネルギー活用モデル構築事業に関する包括連携協定を締結した。
同協定では、主に「地域の脱炭素化および再生可能エネルギーの活用推進」、「地域内再生可能エネルギーの効率的な活用のための公共施設の設備制御」、「非常時における関係公共施設などの電力確保などのレジリエンス向上」の3点について連携。同市内でのエネルギー地産地消を目指し、地域マイクログリッド網を構築する。
具体的には、トラストバンク阿久根が、太陽光発電などの電源や電力を貯蔵する蓄電池などを調達し、地域内再生可能エネルギー活用モデルの構築を行う。発電設備により発生した電力は自営線などを通じて、同市の公共施設に供給する。それにより、従来のエネルギーシステムでは域外に漏れていた電力が域内の需要家に届き、電気料金も同市内に循環する。また、同システムにより発電された電力の一部が供給される公共施設においては、約80%のCO2排出量の削減効果が期待できるという。
トラストバンク阿久根は、同協定に関わってトラストバンクが設立。
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