西日本鉄道(福岡市)はこのほど、ベトナム・ドンナイ省ヌンチャックにおいて、ベトナム大手住宅デベロッパーのナムロン インベストメント コーポレーション(ホーチミン市)と共同で、高級戸建住宅を開発すると発表した。着工は2022年11月、竣工は2024年8月予定。
ナムロン社との合弁会社を事業会社とし、低層住宅(549戸)を中心に住宅開発を実施する。同プロジェクト参画にあたり、8月に合弁会社への出資を目的とした子会社「パラゴン都市開発」を設立した。同プロジェクトの敷地面積は約45万4757m2(約13万7563坪)、総事業費は約7兆ベトナムドン(約339億円)。
ホーチミン市東部に隣接するドンナイ省は、高速道路や空港整備に合わせて近年住宅開発が急速に進んでいるほか、ホーチミン市の不動産価格の高騰などにより、今後高い住宅需要が見込まれている。開発予定地は、ドンナイ省ダイフック島内の高級住宅街やゴルフ場に隣接し、風水を重視するベトナムで人気の川に囲まれた立地。共用部には、プール、クラブハウス、マリーナなどを備え、エリア内には小中学校、幼稚園、クリニックなどの誘致を予定している。
同社グループでは海外事業の収益拡大を推進しており、今回、高い住宅需要が見込まれるドンナイ省ヌンチャックにて、富裕層向け高級戸建住宅開発に参画。セカンドハウスや投資目的の顧客も取り込んでいくとしている。
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