住宅の高断熱化競争が加速してきている。一方で市場の中心は省エネルギー基準〜HEAT20におけるG1程度の住宅。ここからG2に性能を高めるにはコスト増が問題になる。菅沼建築設計(千葉県長生郡)の菅沼悟朗氏にG2化・G3化する際のコストアップについて検証してもらった。
【ポイント1】2つのG2仕様とG3仕様を分析
◉実際に建てられたほぼG1仕様(UA値0.59)の平屋建ての住宅をもとに、G2仕様(6地域)に変えて断熱関連工事の費用を比較
◉G2仕様は「価格重視」と「施工性重視」の2つを設定。そのほか比較対象としてG3仕様も設定し、各仕様の断熱関連工事の積算を行って比較検討を行った
【ポイント2】高断熱化と工事費増の関係
◉ 断熱性能を高めると上表「コスト増の要因」の要素が工事費にが加算される。上表の要素はトレードオフの関係にある。複数の仕様を比較検討し、性能とコスト増のバランスを取るのが重要だ
◉ 次頁よりG2の2つの仕様とG3仕様についてその積算資料、コスト分析をまとめていく・・・・
【残り1401文字、矩計図など16点、表4点】
果たしてG1からG2、G3へのグレードアップはどれくらいのコスト増になるのか―――。続きは、『新建ハウジング別冊・ワンテーママガジン(コロナで見えてきた スマートビルダー &スマートハウス)/工務店経営のための技術習得講座 攻めと守りの技術研究所 初めてのG2住宅 P.90~』(2021年7月30日発行)に掲載しています。
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