国土交通省が8月31日発表した2020年の水害被害額(暫定値)は、全国で約6500億円となり過去10年間で4番目に大きい被害額となったことがわかった。都道府県別では、山形県、熊本県、大分県で1961年(昭和36年)の統計開始以来、最大の被害額となった。
被害額は、大きい額から熊本県で約3170億円、福岡県で約640億円、大分県で約570億円。山形県は約350億円だった。
「令和2年7月豪雨」の水害被害額は約5800億円だった。被害額の大きい県は、熊本県が約3162億円、福岡県が約614億円、大分県が約558億円。令和2年7月豪雨では、西日本から東日本の広範囲で大雨となり、各地で降水量の観測史上1位を更新。多数の河川で氾濫が発生し、全国各地の道路や鉄道が被災した。熊本県の226件をはじめ、37府県で961件の土砂災害が発生した。
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