積水化学工業 住宅カンパニーは、太陽光発電システム、HEMS「スマートハイム・ナビ」、定置型リチウムイオン蓄電池の3点を搭載した「進・スマートハイム」を4月28日に発売する。
同社は2011年4月に、業界に先駆けて太陽光発電搭載住宅にHEMSを標準採用、12年3月末までに8000棟超を販売している。
新商品はこうした取り組みを進め、大容量の太陽光発電システム+HEMS+定置型大容量蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」をセットで搭載。これら3点セットの有効性については昨年10月から実証実験を行っており、住宅全体で使う年間エネルギーのうち太陽光発電による自家発電分が33%、蓄電池分が28%、電力会社からの購入分が39%となり、年間エネルギー自給率61%を実現できることを確認している。
また、年間光熱費を一般住宅と比べた場合、試算では32万4000円の削減効果が得られるとする(蓄電池5.53kWhタイプ、昼間は太陽光発電による電力で、夜間は蓄電池に貯めた太陽光発電の余剰電力を使い、足りない分を電力会社から購入する「グリーンモード」で稼働させた場合)。
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