国土交通省は9月1日、建設キャリアアップシステム(CCUS)に関して、6月16日以降停止していた技能レベルの判定受付を再開すると発表した。再開日時は各能力評価団体によって異なるため、手続きに当たっては各WEBサイト等で確認する必要がある。
建設技能者一人ひとりの技能や経験を評価し、保有資格や就業日数に応じて4段階に能力評価(技能レベル判定)し、蓄積・登録されるCCUSは2019年4月にスタートした。能力評価は各専門工事業団体等が策定した職種ごとの能力評価基準に基づき実施。技能者本人には、技能レベルに応じた建設キャリアアップカード(ゴールド、シルバー、ブルー、ホワイト)が交付される。
これまで技能レベル判定は、CCUSとは別の「レベル判定システム」で行っていた。そのため、登録技能者はCCUSと「レベル判定システム」の2つの申請手続きが必要となっており、登録技能者の二重負担の軽減が課題となっていた。
この課題解決のためのワンストップ化に向けて、国交省は6月16日から技能レベルの判定受付を停止。このほど、ワンストップ化への暫定的な運用として各能力評価実施団体による技能レベル判定手続きを再開した。国交省はワンストップ化に向けて、申請~料金支払い~カード発行までの手続きの具体的内容等について今後検討を進めるとしている。
なお、造園、配管、グラウト、硝子については、現在、再開に向けて検討中。
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