リアンコーポレーション(栃木県宇都宮市)は9月1日、ケアメディカル(埼玉県春日部市)より、グループホーム・小規模多機能型居宅介護事業所「ほほえみ鹿沼」(栃木県鹿沼市)を事業承継した。8月1日には「サービス付き高齢者向け住宅 ケアガーデン鹿沼」のM&Aを行っており、今回「ほほえみ鹿沼」を譲受したことで、従業員101名、年間1億2000万円の売上向上を見込む。
同社は今回のM&Aによって、新築・リフォーム請負工事等のフロー収益中心の経営から、家賃・介護報酬等のストック収益を増加。経営基盤を強化し、今後も増え続ける高齢者に質の高い介護サービスを提供するとともに、技能継承や人材確保を図る。地方工務店として、人口減やコロナ禍、ウッドショックなどさまざまな社会要因を見据え事業を展開していくとしている。
同社ではこれまで、年代別に収益があげられるよう事業を展開。20代~30代には新築住宅、40代~70代には住宅のリフォーム、70代以上には福祉介護をそれぞれ提供。2019年には新たに飲食事業を展開し、地域住民と交流できる場として提供している。
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