四国化成工業(香川県丸亀市)は、塗り壁仕上げによる外構壁の新たな工法として、アルミ製パネルを壁本体に使用することで簡単に加工や施工ができる「アートウォール」を発売した。
新工法は、厚さ60mmのアルミ製パネルを支柱で支える構造。重さがコンクリートブロック塀の約20分の1と軽く、大がかりな基礎工事がいらず、フェンスと同様な簡単な工事で設置できる。高さ1.8m、幅3m程度の壁であれば基礎完了後、組み立てから仕上げまで1日での施工が可能という。地震発生時に倒壊の危険性が抑えられるだけでなく、高さが1.2mを超えても控え壁が不要なため敷地を有効に利用できる。
専用の部材を使うことで曲面(R600)やコーナーなどの仕上げにも対応。また、開口(角、丸)を設けたパネルや、縦格子やルーバーを組み込んだパネル、現場での加工ができるパネルもあり、ブロック塀では実現しにくい形にも対応できる。
仕上げに使う専用の塗り壁材(パレットHG)は、ローラーやこてなどでの表現が可能。
材料価格は、壁本体は高さ600mm、幅910mmの基本パネル1枚が税別1万8000円など、専用塗り壁材が13.2m2セット(プライマー付き)で税別3万4400円。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。