国土交通省が8月31日発表した7月の新設住宅着工戸数は、持家、貸家、分譲のすべてで増加し、全体で前年同月比9.9%増の7万7182戸と5カ月連続の増加となった。季節調整済年率換算値は、前月比6.9%増の92.6万戸で3カ月ぶりに増加した。
持家は前年同月比14.8%増と3カ月連続の2ケタ増。2万6071戸で9カ月連続の増加となった。過去10年で最も低い水準となった昨年7月の反動増だけではない、新型コロナを契機とした「新しい生活様式」のための持家需要が起きており、またグリーン住宅ポイントも下支えしていると同省担当。ポイント発行申請の締め切りが10月31日に迫る中、一定の駆け込み需要にも注視したいとした。
貸家も、5.5%増の2万9230戸となり5カ月連続で増加した。分譲住宅も、マンション、一戸建て共に増加。マンションは9.2%増の9117戸、一戸建ては13.1%増の1万2242戸となった。
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