カーテン・ブラインド専門店のコイケ(静岡県駿東郡)は三島信用金庫(静岡県三島市)、国立沼津工業高等専門学校(静岡県沼津市)と産学金連携し、web上で誰でも利用できるカーテン提案シミュレータ「カリコ」を開発。7月27日から公開している。三島信用金庫の協力を得て、国立沼津工業高等専門学校との1年間の共同研究の末、生地特有の詳細な画像データを1~2m離れた人の目で見たように解析し、コーディネートのキー色としてとらえることができるアルゴリズムを開発し、この度の公開に至った。
同サービスは、好みのテイストや画像上の壁紙、ソファーなどの合わせたい色をクリックすると、カーテン専門店「インテリアハウス窓」の店頭に実際にある約1800枚のカーテンの中から、部屋に合うカーテンを提案してくれるというもの。自宅の部屋の写真を撮って、その部屋の窓にカーテンを“試着”させることができるので、気に入ったカーテンをウェブ上で取り付けてスマホやパソコンに保存すれば家族と検討したり、店頭で実物を見たい時などにも便利。アプリのダウンロードや個人情報の登録は一切不要で無料で使用できる。
同社では、豊富な品ぞろえの中から選びたいというニーズがある一方で、商品が多くてどうやって選んだら良いかわからないという消費者の声もあるとして、またコロナ禍で店頭に足を運ぶ客も少なくなっていることもあり、同社の接客・提案をオンラインでありながら店頭で受けているような同サービスを提供。より良い買い物体験をしてもらいたいとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。