富士ソフト(神奈川県横浜市)は、日本マイクロソフト(東京都港区)のクラウドサービスなどを活用して住宅やオフィス、店舗などの電力量、温度、湿度、CO2排出量などを見える化するEMS(エネルギーマネジメントシステム)として「FSGreen EMS(エフ・エス・グリーン・イーエムエス)」の提供を4月17日から始めた。
住宅向けでは、太陽光・風力の発電量や消費電力の現在値・累積表示、太陽光・風力の蓄電量表示、各室の温度比較、発電した電気を売電した場合の金額換算などができる。
同システムはすでに、今年3月から埼玉県八潮市の住宅会社である益田建設のエコ住宅「イデアホームTwiny」のHEMS「i-HEMS」として採用。益田建設バージョンでは前述の機能に加えて、蓄熱床暖房の蓄熱時間を温度や気象条件から制御したり、空調・給湯を外出先から制御するといったカスタマイズがほどこされており、住宅会社のニーズに合わせて様々な環境情報を知覚するセンサーと連動して、見える化の対象を増やすことができる。
初期導入費は税別25万円〜、運用費2万5000円/月〜。
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