三洋ホームズ(大阪府大阪市)は、緩まないナットで知られるハードロック工業(東大阪市)のボルト締結特許技術「ハードロックナット」を住宅の鉄骨構造体に採用するため、2社共同で実験を行うとともに、国が認定する型式適合認定を取得した。同社では4月20日から、国内で初めて戸建ての接合部にハードロックナットを標準採用する。
今回、標準採用するハードロック工業のナットは、クサビの原理を用いた緩み止め構造が特徴。ボルトとナットを完全に一体化させるため、どんな振動・衝撃があっても緩みを生じないという。
同社では、将来の災害に備えて鉄骨構造で最も重要な部位であるボルト接合部に着目。ハードロックナットにより、100年以上緩まない鉄骨接合部、現場施工でのボルト・ナットの締め付けの品質向上、予期せぬ大地震と1000回を超える余震にも緩まない鉄骨接合部を実現できるとする。
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