国土交通省は8月25日、2021年度「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」の第1回公募において、56件のプロジェクト「省CO₂先導プロジェクト2021」を決定した。一般部門6件、中小規模建築物部門1件、LCCM住宅部門48件、賃貸住宅トップランナー事業者部門1件。
今年の特徴として、一般部門と中小規模建築物部門では、優先課題として新たに設定された「省CO2の実現とともに健康性・快適性等の向上に関する先導的な取り組み」への対応が多く見られた。また、SDGsへの取り組みについて言及する提案も多かった。非住宅建築物においては、カーボンニュートラルの実現に向けた具体的な方策を示した提案も多く見られた。
LCCM住宅部門では、年間供給実績戸数が少ない地域工務店など、LCCM住宅部門に初めて応募する事業者も見られ、LCCM住宅への取り組みの広がりがうかがえた。
同事業は、省エネ・省CO2に係る先導的な技術の普及啓発に寄与する住宅・建築物のリーディングプロジェクトに対して、国が支援するもので、補助対象費用の1/2(上限あり)などが補助される。
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