大成建設(東京都新宿区)は、「脱炭素」への取り組みとして、既存建築物を改修工事でゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化する「リニューアルZEB」の推進を強化する。同社がこれまで蓄積してきた省エネルギー、創エネルギーに繋がるZEB化技術や施工技術をさらに向上させ、2050年までのカーボンニュートラルの実現に貢献していく。
同社は、2014年にZEB実証棟の建設・運用を開始し、2021年までの全ての計測年度で建物単体での年間エネルギー収支ゼロを達成するなど、これまで新築・既存建築物におけるZEB化技術の蓄積・向上を推進してきた。リニューアルZEBでは、建物を使いながらリニューアルすることが求められるため、建物特性を考慮した、より省エネルギーな設備機器の導入や太陽光発電パネルなどの創エネルギー設備を設置する必要がある。今回同社は、保有する関西支店ビル、横浜支店ビル、大成ユーレック川越工場でリニューアルZEBを実践する。建築物省エネルギー性能表示制度のZEB認証取得も目指す。
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