ダイテック(東京都中央区)はこのほど、現場管理ロボット・VR開発を手掛けるlog build(ログビルド、神奈川県藤沢市)と協業を開始したと発表した。
同社は、人手不足や市場縮小、新型コロナウイルス感染拡大、ウッドショックなどの住宅業界が抱える課題に対し、さまざまなビジネスパートナーと連携しITの力で総合的に解決する取り組みを進めている。今回、同社が提供する現場トータル管理アプリ「現場Plus」と、ログビルドが提供する現場可視化サービス「Log Walk」「Log Kun」を連携することで、より精度の高い現場の遠隔管理が可能となり、業務効率や施工品質を大幅に向上できるという。
「現場Plus」は、月額1万円(60ID)から利用できる現場トータル管理アプリで、工程、図面、写真、コミュニケーションなどの情報共有に加え、就業・安全管理までサポート。基幹システムの「注文分譲クラウドDX」と連携することで、顧客管理から商談、アフターまで住宅業に必要な業務を一貫処理することが可能となる。
ログビルドの現場VR空間化アプリ「Log Walk」は、360°死角のないVR空間で施工管理をすることが可能。VR化された建設現場を自由に動き過去状況の確認や指示出しができるほか、敷地調査から竣工までの全工程が、360度写真でクラウドに保存される。建設に関わる外部パートナーの全員が、VR空間をリモートでチェック、遠隔管理することが可能。同サービスで取得した現場情報をAI解析し、工事進捗率などが自動で分かる機能やVR空間での計測システムも提供予定。リアルタイムに現場状況を確認できるアバターロボット「Log Kun」は、進捗確認や安全管理、品質チェックを遠隔操作で行うことができる。2種類のサービスは、それぞれ個別に使用可能。
今回の協業開始に伴い、8月24日に、ダイテック、ログビルド、福井コンピュータアーキテクトと共催でZoomウェビナー「現場リモート管理 施工から安全管理まで360°死角なし」を開催する。
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