清水建設(東京都中央区)は、本社ビルで使用する商用電力を7月29日から東京電力エナジーパートナー(東京都中央区)が提供する水力発電由来のグリーン電力「アクアプレミアム」に切り替えた。本社ビルでは現在、外壁面に設置した太陽光発電パネルで年間84.7MWhの電力を創出し、昼間の照明電源として自家消費している。残る商用電力の供給電源を再エネ化することで、全使用電力のカーボンフリー化を目指す。
アクアプレミアムは、CO2を排出しない水力発電のみを電源とする電力供給プランで、本社ビルでは、商用電力の年間消費量、約3.9GWhの全量を同プランからの供給電力に切り替える。これによりCO2の排出削減効果は、本社ビルの年間CO2排出量の約60%、全常設事業所の年間総排出量の約10%に相当する約1900tを見込む。同社はグループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」において、2050年までに作業所・自社施設から排出するCO2を実質ゼロにする目標を掲げており、本社ビルでのアクアプレミアムの導入はその一環。今後、他の自社施設にもグリーン電力の導入を順次進め、脱炭素社会の実現に寄与していくとしている。
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