未規制VOCも対応「住宅向けグリーンガード」6年連続取得

パナソニックホームズ（大阪府豊中市）はこのほど、室内空気質に関する国際的な認証である「住宅向けグリーンガード認証」（認証機関：UL Inc.）を、2016年から6年連続で取得したと発表した。同社によると、住宅向けを含む6年連続の「グリーンガード認証」の取得は世界初だという。

「グリーンガード認証」は、主に建材や家具から放散される住環境に存在する揮発性有機化合物（VOC）について、300超の物質に対して基準値を設定し、VOCの総量であるTVOC量に上限を設けることで、未規制のVOCにも対応した認証制度。「住宅向けグリーンガード認証」は、同じ認証基準で住宅向けに規定したものとなる。

同社は戸建て住宅において、建物本体を構成する材料、接着剤などから揮発する化学物質を抑制し、室内空気のVOCの濃度を国際的な基準以下に低減する改善・工夫を重ねることで、6年連続同認証を取得。そのほか、空気中の粒径0.3μmの微小粒子を99.97%捕集する「HEPAフィルター」を採用したオリジナルの全館換気システム「HEPA＋」や、全館空調システム「エアロハス」により室内空気質の向上を推進。また、室内壁の下地材に「稚内珪藻土」を配合し、カビ・ダニの繁殖の原因とされる湿気を抑制している。