神奈川県藤沢市の工務店ecomo(エコモ)と、関連会社で現場の管理を効率化するIoTを活用したロボットの開発などを手掛ける、log build(ログビルド、同市内)代表の中堀健一さんは、新しい工務店のあり方としてスマートビルダーを提唱している。これが工務店経営にもたらす本質的な意義について、中堀さんに聞いた。
1971年新潟県佐渡市生まれ。1997年にecomoを創業し、エコロジーの発信を理念に、湘南横浜エリアにて建設会社を経営。Smart Buildersを提唱し、集客からアフターまでのDX化が日本一進んでいる会社として、全国でのセミナー講師として活躍。2020年2月のコロナ禍に建設現場のスマート化を目指し、株式会社log buildを創業。建設会社のDX化を実現する、現場監督のアバターRobot開発や、AI・VR photoなど独自のソフトウェア開発に従事。『現場の可視化ならlog build』という確固たるポジションを確立している。
合言葉は「Go not!( 現場に行かない)」
スマートビルダーとは、集客から現場管理、アフターサービスなど、全ての工務店の業務に関して、デジタルを活用する概念だ。ICTで全社の業務プロセスを改革しながら、現場を品質向上させて、生産性を高めていく。こうした会社全体の最適化を実現している新しい工務店の姿だ。最新テクノロジーによって、家づくりに関わる、施主や設計士、現場監督、大工など、全ての人々が、それを享受することができる。
当社では、合言葉として「Go not!(現場に行かない)」を掲げている。ICT を活用してテクノロジーやオンライン技術を使いながら、旧来型から脱却した家づくりを実現させている。あくまでこれは手段の1つだ。目的は顧客満足度を高めながら、家づくりで本質的(クリエイティブ)な業務に充てる時間の密度を濃くさせるためである。・・・・・
【残り1673字、写真1枚】
続きは、『新建ハウジング別冊・ワンテーママガジン/コロナで見えてきたスマートビルダー&スマートハウス』(2021年7月30日発行)に掲載しています。
※下記オレンジ色のバナーより購読申し込みをいただくと、すぐに電子媒体で続きをお読みいただけます。
新建ハウジングは郵送でお届けする新聞とともに電子版もお試しいただけます。
新建ハウジングとは
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。