Q
具体的にはどんな活動をしているのですか?
鈴木:活動のベースは、月1回の会合です。テーマを決め、勉強の機会を設けています。そのテーマについて実績を持つ工務店の視察が基本で、視察対象はJBNの内外を問いません。
テーマごとに専門家を呼んで勉強会も行っています。この会合は、来年度(4月以降)から、経営者だけでなくスタッフも参加できるようにする予定です。
テーマは2つ。ひとつは固定テーマで「受注力の向上」です。もうひとつのテーマは、時流にそったものを年度ごとに設定していて、来年度は「環境」としました。
「環境」対応としては、国が本格的に取り組みだした「ゼロ・エネルギー住宅」について、「次世代の会」として推奨仕様を作っていくことを検討しています。
母体のJBNには「環境委員会」という環境対策に特化した専門の組織があり、「LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅」の実現に向けた取り組みなどトップレベルの検討を行っています。
ですが、まだ次世代省エネレベルにも取り組めていない工務店も少なくない中でまだまだハードルが高い。より多くの工務店が無理なく高い省エネレベルを実現できる仕組みを具体的に考え普及・啓発していくことが、「次世代の会」の役割だと考えています。
また、「ゼロ・エネルギー住宅」といっても、たとえば私の会社のエリア・東京都心では、太陽光発電によるゼロ・エネ実現は難しい。こうした自分たちはどうするのかを勉強し、対応策を検討していく予定です。
次世代の会
「次世代の会」(旧:次世代委員会)は、JBN会員工務店の若手経営者の集まり。
入会対象は、原則、45歳以下の工務店経営者または、次期経営者など直接経営に
携わるポジションにいる人。年齢制限は、次代の工務店業界を背負うトップ集団を
育成するため若い人に入ってもらいたいという狙いがあるだけで、
既存メンバーの推薦などがあれば、この制限にかかわらず入会できる。
3月19日現在、54社が参加。メンバーの拡充を図っている
全文は新建ハウジングプラスワン2012年4月号に掲載しています。
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