NEXER(東京都豊島区)が運営する日本トレンドリサーチはこのほど、ハウジング建都(山梨県南巨摩郡富士川町)と共同で、注文住宅を建てた全国の男女636人を対象に「注文住宅」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。
建てる前に描いていた“理想の家”に対して、どれくらいの完成度の家が建てられたか聞いたところ、最も多かったのは「80%」で25.9%の人が回答した。次いで「70%」(23.9%)、「90%」(17.0%)となった。「110%」と理想を超える家が建てられたという人も2.4%いる一方、約1割の人は「50%以下」と回答した。
家の完成度を「90%以下」と回答した人に対し、どのような点が理想に届かなかったか聞いたところ、以下のような回答が挙げられた。
「2階が思ったより暑かった(50代・女性・完成度「90%」)」、「屋根をもう少しお金をかけて丈夫にしておけばよかった(60代・女性・完成度「90%」)」、「夏に建てたので、冬の季節をイメージしていなかった(40代・女性・完成度「80%」)」、「いざ住んでみると細かいところに気になるところがあった。コンセントの位置など(50代・男性・完成度「70%」)」、「立体的になると、湧いていたイメージと食い違った(60代・男性・完成度「40%」)」、「外観が思い通りにならなかった。狭い土地なので、間取りが希望通りにならなかった(30代・女性・完成度「40%」)」。
注文住宅を建てたことに後悔があるかとの問いに対しては、88.7%の人が「後悔はない」と回答。「後悔がある」は11.3%だった。
後悔している理由としては、「維持費がかかる」、「もっと安くできたはずなのに、知らない間に高くなってしまった」、「二世帯住宅を建てたが、一人住まいになった」、「若い時には気にならなかったが、歳をとって保守しにくいところがあった」、「自分達の生活をもっと深く想像してから建てるべきだった」などの声が聞かれた。
調査期間は7月7日~12日。今回の調査の詳細はこちら(日本トレンドリサーチの該当記事)。
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