群馬県企業局 団地課 分譲室 住宅・商業用地係(群馬県前橋市)はこのほど、群馬県邑楽郡板倉町において、群馬県と住宅事業者が協力して宅地を販売する「板倉ニュータウン エントリー型共同分譲事業」を開始した。
同事業は、群馬県が販売する共同分譲用の土地に対し、群馬県とエントリー型共同分譲事業契約をした住宅事業者のみが住宅を建築できるというもの。契約事業者は周辺環境や、板倉町の移住・住宅取得支援策、子育て支援策等を熟知しているため、住宅建築だけでなく顧客それぞれの家族構成やライフスタイルに寄り添ったアドバイスが可能。顧客は、土地の契約は群馬県、住宅建築・取得に関する手続きは共同分譲事業者と行う。
「板倉ニュータウン」は、近隣に大きなハート型の渡良瀬遊水地がある自然に恵まれた立地で、都市部からのアクセスも良好。幅広い世代が安心して暮らせるまちづくりを目指し、ゆとりある広々とした分譲地と安全に配慮した街並みを整備している。新型コロナの影響で、暮らし方や働き方が変化する中、テレワークの空間づくりや家族で過ごす時間を楽しむ家づくりを実現できるという。
群馬県企業局は、「板倉ニュータウン」住宅用地の一層の分譲促進を図るため、同事業を開始。群馬県と住宅事業者が共同で創意工夫を生かした良質な住宅提案を行うことで、不動産・住宅購入検討者の多様化したニーズと公的機関による土地販売という安心感に応えていくとしている。
7月末日現在、「アップルホーム・狭山不動産」「イシカワコーポレーション」「石川不動産・石川工務店」「桧家住宅」 「BESSパートナーズ」 「鑓田木材」の6社が同事業にエントリーしている。エントリーは随時受付中。
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