震災発生の前年同月から中古マンション・戸建て成約が大幅増

　（財）東日本不動産流通機構（東京都千代田区、通称：東日本レインズ）は、２０１２年３月の首都圏における不動産流通市場の動向を発表した。

　中古マンションの成約件数は３３８８件（前年同月比３５.８％増）で、東日本大震災が起きた前年同月より大幅に増えた。千葉県で６割、東京都で４割も上回った。価格は１２カ月ぶりに前年同月比プラスに転じ、成約平均で２５５５万円（同０.２％増）だった。

　中古戸建て住宅の成約件数は１１９２件（同３０.８％増）とこちらも大幅増に。すべての都県が２ケタ台の増加となり、千葉・神奈川の増加率は４割台にのぼった。成約平均価格は２９２１万円（同▲１.１％）。