国土交通省は7月30日、「木造先導プロジェクト2021」(第Ⅰ期)として、「東京藝術大学国際交流拠点(仮称)整備事業」1件を採択したと発表した。
同プロジェクトは、サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)において、構造・防火や生産システムの面で先導的な設計・施工技術の普及と低炭素社会の実現に貢献することを目的に、住宅・建築物の木造化に係るリーディングプロジェクトを支援するもの。4月1~23日の募集期間に2件の応募があった。
今回採択された「東京藝術大学国際交流拠点(仮称)整備事業」は、東京・上野キャンパス内のコミュニティサロンや食堂等を有する5階建ての施設を、下層部分を鉄骨造、上層部分を木造として建設するプロジェクト。3階以上の鉄骨部分と一部の木造部分の床にNLTを採用し、NLTの設計・施工方法の確立を目指している。また、木造とすることで工事中の騒音・振動を軽減。近接する音楽学部の校舎に配慮した施工計画としている。
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