福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)と鴻池組(大阪市)は7月27日、建築分野における生産性向上を目的として、戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
両社は、「建設業の働き方改革」と「建築物の設計・施工・維持管理に係る生産性向上」に関するビジョンを共有。鴻池組の高い技術力と福井コンピュータアーキテクトの純国産BIMシステムに裏付けされた開発力を掛け合わせ、生産プロセスの実践に即したシステムを構築し、生産性20%向上を目指す。
このパートナーシップにより、設計・積算・施工・維持管理の各プロセスにおいて、テーマを設定した共同プロジェクトを発足。BIMシステムなど福井コンピュータグループが提供する製品・サービスを活用し、システム構築の研究を実施する。共同プロジェクトによる検証結果から、システム構築の効果と課題を検証し、生産性向上を達成するシステムとなるよう改良を行っていくという。
両社は今回の戦略的パートナーシップを、「業務改善・製品改良の枠を超えた、ICT活用による日本の建築分野における生産性革命の実現に資する取り組み」と位置付けている。日本の建設業向けに最適化された同システムによって、建築分野における生産性向上と働き方改革の実現に大きく貢献するとしている。
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