【全文掲載】４人が見る景色とは？－乃村・青栁・林・加賀爪

施工管理オンリーの会社で狙えることとは？

乃村：なんか仕込んでいることあるんですか？

加賀爪：僕らが仕込んでいることはもう今日の夜の話題にしたかったんですけど。全然テクノロジーとズレるんですけど、施工管理を日本全国請け負う会社を作りたいんです。施工管理オンリー。

一同：うんうんうん。

司会：施工管理オンリー？

加賀爪：要は、いわゆる遠隔施工管理っていう会社を作って。ダンドリワークでもアンドパッドでも、Kizukuでもなんでもいいんだけど、施工管理をするのにDX化していくと、現場に行く回数が減るじゃないですか。というか、現場に行かなくてもいいようにする流れも出てきているじゃないですか。

ということは、滋賀県野洲市って言うのが僕の地元なんですが、滋賀県野洲市の工務店に勤めているA君って言う現場監督じゃなくても、そのDX化されたことによって遠隔でやれる作業は別に東京でも受けれるわけじゃないですか。

司会：昔言っていた、Googleグラスですか？

加賀爪：それはもっと、監視してやる考え方ですけど、やっぱりここまできて段取り八分だなってわかってきて、建築現場が。だからリアルタイムの修正みたいなところに、Googleグラスはめて外国人の方が指示されてやるっていう世界観よりも、もっと事前に段取りをやれるプロフェッショナルがいたら、施主のわがままか、営業の不手際か、設計の図面の不手際くらいしか問題起きないよねって話ができると思っていて。

それを遠隔で100％は無理ですけど85％くらいは巻き取れるんじゃないかと思っていて。それが1万棟やっているがあれば、僕らが2000棟見ますよになることができれば、そういう65歳以上の技術者で現場出るのはえらいけどっていうおっちゃんとかを再雇用とかもできるなと思っていて。

乃村：それ、ジャストアイディアで思ったんだけど、実際日常業務で行ったら現場の管理ってもちろん収まりもちゃんとみているけど、色決めしているかがちゃんと納品されているかみたいなのも結構工数としてとられるじゃないですか。あれを作っている側のリクシルとかYKKとかメーカーって全部あれQRで管理しているわけでしょ。そのQRをデータもらえれば、納品した時にピッピピッピスマホで読み取ったら、頼んでいないもの、色決めで決めていないものがすぐわかって弾けるわけでしょ。

司会：確かに。

加賀爪：メーカーで横一になってプラットフォーム作って欲しいですね。

乃村：いざつけて、なんでサッシシャイングレーやねんってって言っているけど、いやいやいや。メーカー出荷の時わかるやろって。

司会：なるほど。

乃村：で、納品されて現場で受けたら、まずスマホでQR読み取ったら、はれるやつだけは何かがわかる。

司会：プラットフォームってお金かかるじゃないですか。

加賀爪：いや、多分変なこだわりというか。な、前あのイベントでも喋っていたけど。

林：俺に？

一同：笑

加賀爪：俺にっていうか、俺が喋っていたんだわ。笑

Panasonicさんとかリクシルさんがいる目の前で、「あなたたちがもっと！」って。ぶわー言って。「変えるぞー」って言って、はいーって言って帰りましたけど。笑

みんな横で戦っているわけですから、僕らの主観で考えないじゃないですか。

司会：もうちょっと横横でと言いますか、同じ業界として行った動きですよね。

加賀爪：でも施工管理の一番重要な仕事は、実は営業が、お客さんとの色決めとか仕様決めをある時間軸でちゃんとやってくれていないって言うことが結構理由としてあるじゃないですか。だから後手なっちゃって。でももう現場が進んでいるから、後戻りできない時に決まっちゃうっていうところの管理って、社内の本人とか上司が管理するより、多分第三者の別の会社が入ってあげた方がいいと思います。

林：それって部内用ツールみたいな話？なんとか様チャットありました、プラン開きます、部内共有アプリケーションみたいなのがあったときに、そこにポンポンポンポン情報入れていけばって。

加賀爪：最初はものすごく地味くさいんだけど職人さんとかに電話しまくる。最初は遠隔でやるのに。本来はチャットルーム、本来はシステム内で完結するんだけど、なんなら施主にも電話する。俺だったら。

一同：笑

加賀爪：あなたのうちの施工をしっかり見守っているなになにと申しますって。そこまでやっていったらどんどんどんどんミスが起きにくくなるし、社員のナレッジにもなる。で、現場監督の人間だったりっていうのはちょっと排除できて、本来やらなければならないラストワンはしてもらう。だから術科計算とか。それも第三者と組んだら、もっとなしでやれそうな気持ちもする。そういうところはちょっと話ずれましたけど、僕らの構想的には。

司会：なんかでも、変わりそうですよね。コロナ後のビルダー。

加賀爪：全然喋ってもうてますよね。

乃村：90分のセミナーで、1テーマで1時間超えたけどその段取りの悪さ大丈夫？笑

一同：笑

司会：二つ目自然に今、皆さんに気づかれないように。笑
3つ目行きます。ビルダーの景色はそのまた色々。喋っちゃってよかったんですか今のやつ。

加賀爪：皆さんにも意見聞きたい。ここの皆さんにも意見聞きたいですし、今日聞いている方々にも。僕リフォームでもできると思うんですよ。リフォームは無理やろ、加賀爪くんって。

司会：ライバルのシステム会社が聞いていたりとか。

加賀爪：それは全然。逆にそういう世界観とか持っていたら一緒にやりましょうっていう話ですよね。

司会：そういう協会とか作って欲しいですけどね。

加賀爪：協会が先行してうまくいくイメージがあんまりないんですよね。

乃村：協会がうまくいったのはキリスト教だけやで。笑

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