実は危ういDX化だからこその気持ちを伝える必要性
司会:未来っていうと、業界で一番未来走っていたわけじゃないですか。そもそも。DXなんていう言葉ができる前から未来走っていて。どうですか、コロナでこれだけテクノロジーが身近になって。
加賀爪:乃村さんの話まさにだなって思って。だから、DX化テクノロジー化って本当危ういんですよ。僕ら提供しているので言葉を選ぶとこなんですけど、そればっかりに集中して、当然ある程度の規模感、組織として完成しているところは、確実それを歩留まり高くするためにDX化っていうのは必ず必要になるんですよ。
逆に小さいところでそういうところと真逆の強みを持っているような方々もそこの、昔よくあるじゃないですか。どこどこが成功事例の会社で発表しますっていう工務店さんが効率料(原文ママ)入れているから入れる、みたいな。ああいう王道のノリ。
それがもっとレイヤー化されていくから、別にあそことここが全然違うっていうのをもっと自覚してないし、自覚していわゆるそこの規模に本気の本気で3年で向かいたいっていうんであれば、徹底的に真似したらいいと思いますけど、あそこの真似してる割にはずっと横ばいみたいな話よくあるじゃないですか。そういうところは特にコロナ禍以降は、そういう会社さんとかもデジタルツールでものすごく反応してくれるんですけど、逆に我々もデジタルツールが溢れかえっている中なので。
僕らの中で今回リブランディングしたのも、いろんなツールあるけど、僕らこういう気持ちでやっていますっていうのをどれだけ強めるかって言うのも多分工務店さん側にはわかりやすいんだろうなっていう。だからエンドユーザー側がBtoB版ですね。だからみんながみんなDXに反応しているからって、全員が僕らと合うと思っていない。って言うことを僕らが言わないとダメって言うことを工務店さんには参考にして欲しいなって思います。
いつか訪れるデジタル化のブレイクスルー
司会:昔お会いした時から、今日まで、デジタルが広まってくるからっておっしゃっているのですけど、スピード感で言うと、もっともっと進む?このデジタル化というか。
加賀爪:それこそ今朝、9:00とか8:00から住宅業界のテクノロジーを本当割と古くから引率されているようなシステム会社の社長の方と、打ち合わせしていて、どこかで思いっきりブレイクスルーすると思うので、と。
何かって言ったら僕らが今やっていることって施工管理のツールを入れて、CRL入れて、SFA入れて、APIMしましょうみたいなことで、多分今までやっていたところの、テクノロジーって言うのはちょっとしたところでしか変わっていないじゃないですか。
でも、多分AmazonとかGoogleとかがやろうと思っている世界観って、もっと先。僕らが今もうやられている、購買行動を刺激されているし、僕らが欲しいと思う前に欲しいでしょって言われているわけだから、それと同じようなことまで僕らのツールとか、業界のシステムがきているかといったらきていないんですよ。だからそういうところってちょうど過渡期で、一気にどこかでブレイクスルーして流れる。API連動って懐かしいなって言われる時代が来るんじゃないかとか。
要は、それはもっと大きなプラットフォーマーが、今あげたような会社が、こう言うのでデータみんなで一緒に使いましょうよみたいなことがあるんじゃないか、みたいな。
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