東急リバブル(東京都渋谷区)は、同社がホームページ上で展開している「スピードAI査定」において、査定の対象物件を拡大した。これまではマンションに限定していたが、一戸建て・土地の査定も可能になった。
「スピードAI査定」は、登録した不動産の査定価格をAIが算出するサービス。不動産所有者の「将来の住み替えや急な転勤などに備えて売却価格を知りたい」というニーズに対応するため、2020年10月に提供を開始。このほど、より多くの顧客ニーズに対応するため、一戸建て・土地の査定も導入した。AIが査定に使用するデータは毎週更新されるため、常に最新の査定価格を確認することが可能。また、査定結果と併せて売却時に参考となるマーケット情報も掲載している。
一戸建てや土地はマンションに比べ物件の個別性が高く、一般的にAIによる査定が困難と言われてきたが、「スピードAI査定」では、過去10年間の市場売り出し価格データをもとに、同社の営業担当者が直近1年間で実際に査定したデータや公示地価・路線価のデータも統合することで、瞬時に算出できる独自のAI査定を実現したという。
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