AGC(東京都千代田区)は、国内の建築用ガラス製品の販売価格を10月1日の納品分から引き上げる。引き上げ率は、フロートガラスとミラーが15~20%、網入板ガラスと型板ガラスが30%、建築用加工ガラス製品が10~20%の予定。
同社の国内建築用ガラス事業は、製造関連設備の維持更新費用が上昇しており、安定供給のために必要な費用負担が増大。また、原燃材料や副資材価格、物流費も高止まりしている状況という。投資内容の見直しや、生産性改善、コスト削減、組織のスリム化など自社努力を続けてきたが、今後の設備維持更新に必要な収益を確保することが難しい状況になったとして今回の値上げに至った。
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