ダイキン工業(大阪府大阪市)は、経済産業省の「平成23年度エネルギー管理システム導入促進事業」において「エネルギー利用情報管理運営者」として採択された。
同事業は、国内の電力需要を効率的にコントロールするため中小規模のビルにBEMS(ビルエネルギー管理システム)の導入を促すもの。BEMSを備えた中小規模のビルが増えればピーク時の電力需要を抑えられると期待される。
採択を受けた同社は、ビルなどにBEMSを導入しクラウドの集中管理システムを用いて、導入事業者に対するエネルギー管理を支援。具体的には、ビル用マルチエアコン対応の「エアネットiシリーズ」と多店舗用エアコン対応の「ダイキンダイレクト」の2種類のBEMSを用意して、パソコンやタブレット端末による使用電力の見える化、空調のピーク抑制などを行う。
今年4月から2014年3月までの間に同社のBEMSを導入する事業者には費用の3分の1〜2分の1が一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)を通じて政府から補助される。
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