国土交通省は7月21日、中央建設工事紛争審査会が取りまとめた2020年度の全国の建設工事紛争取扱状況を公表した。紛争処理申請件数は、前年度比5件減の121件だった。また、前年度からの繰越件数は104件あったため、2020年度の取扱件数は計225件。終了件数は123件となっており、102件が次年度繰越となった。
申請を当事者類型別でみると、個人発注者から請負人への請求が最も多く39件。次いで、「法人発注者→請負人」(26件)、「請負人→法人発注者」(24件)、「下請負人→元請負人」(17件)と続いた。
紛争類型別では「工事代金の争い」が最も多く40件。次いで、工事瑕疵36件、下請代金の争い18件、契約解除13件などとなっている。
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